「雑貨屋を開業してゆったりと暮らしたい」
そんな夢を抱かれている方は少なくないかと思います。

実際、雑貨屋は色んなところにありますし
今でも新しい雑貨屋が数多く開業されてますからね

ただ、夢を壊す話ではありますが
開業される以上に潰れてしまう雑貨屋も
非常に多いのが実情です。

そのため、「ゆったりと暮らしたい」
という夢を叶えるために雑貨屋を開業しても
ほとんどの雑貨屋は失敗に終わってしまうんですね

では、どうして失敗に終わってしまうのでしょうか?

今回はその原因について解説していきますので
雑貨屋を開業して失敗されたくないなら
是非とも、参考にしていただければと思います。

雑貨屋

雑貨屋を開業したのに宣伝しないから失敗する

雑貨屋を開業されるほとんどの方々は
「ゆったり暮らしたい」だとか
「インテリアが好きだから」という理由で
雑貨屋を開業されることが多いです。

なので、商売に関しての知識が
ほぼほぼ備わっていないんですよねぇ

そして、知識がないからこそ
やってしまう失敗の1つが
「雑貨屋を開業したのに宣伝しない」
になります。

宣伝

知識がない方の中には
雑貨屋をオープンさえすれば
お客様が勝手にやってくると
考えてる方がいらっしゃいますが
ハッキリ言います。

雑貨屋をオープンしただけで
お客が来ると考えるのは、甘すぎです。

商売をなめすぎ。

まず、当たり前の話ですが
新しく雑貨屋を開業するのですから
その雑貨屋の認知度は0の状態です。

そんな認知度0の状態から
雑貨屋をオープンするだけで
認知度がグングン上がっていき
お客様がドンドン来るようになるのでしょうか?

残念ながら、現代人は忙しいですから
ぽっと出の雑貨屋に興味を持つことは
そうそうありませんし
仮に興味を持ったとしても
実際に足を運ぶ方など滅多にいません。

実際、当記事をご覧のあなたも
雑貨屋だけでなく新しいお店を見つけることって
ほとんどないでしょうし
もし見つけたとしても、
そのお店に行くことってほぼありませんよね

そのため、雑貨屋を開業して失敗しないためには
宣伝が必要不可欠になるのです。

例えば、新聞のチラシ広告に
自身の雑貨屋を紹介するチラシを入れたり、
近所のお店に自身の雑貨屋のショップカードを
置かせてもらったり、
ネット広告を出すのも効果的ですね

もちろん、こういった宣伝を
費用0で行うことはできませんので
お金はかかってきますが
宣伝費をケチっていたらまず間違いなく
開業した雑貨屋は失敗して潰れます。

失敗

だって、宣伝費をケチったら
お客なんて来ませんので。

また、立地のせいでお客が来ないこともあります。

立地が悪い場所で開業するから雑貨屋で失敗する

仮にあなたが女性向けのインテリアを扱う
雑貨屋をオープンしたとしましょう。

でも、その雑貨屋の周りが
男性しか住んでないエリアだった場合
お客様は来てくれるでしょうか?

女性向け雑貨屋なのですから
普通に考えてお客様なんて来ないでしょうし
確実に失敗 一直線ですよね

このように開業する雑貨屋のコンセプトと立地が
かみ合っていないと失敗しちゃうんですね

そのため、自身が開業する雑貨屋のコンセプトが
その周辺の人たちとマッチするかは
事前に調べておいた方がいいです。

調べ方としては総務省統計局が出している
周辺エリアの各種情報が調べられる
下記の「e-Stat」を利用したり、

e-Stat
⇒総務省統計局のe-Stat

実際にお店を出そうとしている
開業予定場所に行ってみて、
どんな人たちがその場所を通るかを
地道に調査してみるのもありですね

いずれにしても、立地が悪いと
雑貨屋を開業しても思うように集客できず
失敗に終わってしまいますので
事前調査は念入りに行った方が賢明です。

ちなみに、開業した雑貨屋が
軌道に乗ってきたとしても油断は禁物です。

新規お客様が来ないから雑貨屋が失敗する

開業した雑貨屋にお客様が来てくれるようになり
軌道に乗ってくると常連さんができたりします。

そして、そんな常連さんたちと
楽しそうにおしゃべりして過ごしている
雑貨屋オーナーさんがいらっしゃいますが
実はこれってあまり良くないんですよ

まぁ、常連さんができること自体は
雑貨屋にとってプラスではあるんですが
その常連さんを特別視してしまうのが
雑貨屋が失敗してしまう原因になったりします。

というのも、常連さんを特別視してしまい
常連さんばかりを対応していると
新規のお客様が来てくれなくなるからです。

逃げる

実際、お店のオーナーさんと常連さんが
親しげにしゃべっているお店って
なんかアウェーな雰囲気を感じてしまい
かなり入りにくいですよね

それが自身が初めていく新しいお店なら
「どんなお店なんだろう?」と
多少の不安を抱いてるものですから
そんな中でさらにアウェーな雰囲気が加わろうものなら
余程図太い方でなければお店に入ってくれません。

もちろん、新規お客が来なくても
常連さんだけで十分な売上が上がるなら
アウェー感満載な雑貨屋にするのも
1つの戦略ではあるでしょう。

しかし、

その常連さんは果たして
いつまで来てくれるのでしょうか?

当たり前ですが時間が過ぎていけば
自身、周り、世間の状況は変わりますし
人の趣味趣向も変化していくものです。

そうなると、常連さんの状況も変わり
ある日突然、常連さんじゃなくなる…
なんてことも起こり得るですよ

つまり、常連さんだけに頼った雑貨屋だと
長続きさせるのが難しいのです。

だって、今いる常連さんが
いつまでも常連さんのままであることは
絶対にありませんので。

だからこそ、新規お客様を増やす努力を
雑貨屋を開業するならし続ける必要がありますし
変に常連さんを特別視してしまうと
そのうち売上が上がらなくなっていき
最終的には失敗に終わってしまうのです。

さて、

雑貨屋の雰囲気がお客様の増減に繋がるのは
この章でお分かりいただけたかと思いますが
雰囲気はそれだけでなく
雑貨の販売にも関わってきます。

開業しても雑貨屋の雰囲気が悪いから失敗する

例えば、高級インテリアを扱う雑貨屋を
あなたが開業したとしましょう。

その雑貨屋にはあなたが今まで
古今東西、様々なところから集めてきた
高級感が漂う雑貨が陳列されてします。

モノトーンカラーをベースにしたレザーのソファ、
直線的なデザインのテーブル、
シャープなステンレス製のチェア、などなど

そんな高級インテリアを陳列する棚が
もし、みすぼらしい汚いものだったらどうでしょう?

「台無し」ですよね

失敗

当然、「台無し」状態になっていては
雑貨屋で販売している商品が
どんなに良いものであったとしても
あまり売れることはないです。

結局、雑貨屋に来るお客様は
その道のプロではありませんので
雑貨単体だけで善し悪しを決められず
どうしても、商品そのものだけでなく
お店の雰囲気にも引っ張られてしまいます。

そのため、多くのお客様は
「商品 + お店の雰囲気」でその雑貨を
買うかどうかを判断されるのです。

なので、雑貨屋の雰囲気は
雑貨が売れるかどうかに
深く関わっているんですね

でも、雑貨屋の雰囲気を作る
店内設備や内装はかなりお金がかかりますので
中にはそれらの費用を
節約してしまう方がいらっしゃるですよ

そして、節約することによって
雑貨屋は失敗へと向かってしまうのです…

確かに、お金は無尽蔵にあるわけではないので
節約できる部分は節約するべきではありますが
少なくとも、お店の雰囲気を決める
店内設備や内装に関しては
安易に節約するのは辞めた方がいいですね

なんせ、雑貨の販売に直結する問題ですから。

ただ、一方で店内設備や内装に
あまり費用をかけ過ぎるのもよくないんですよ

というのも、開業前にお金を使い過ぎると
雑貨屋で失敗する原因となるからです。

資金が無いから雑貨屋を開業しても失敗する

雑貨屋や飲食店などと比べると
特別な機器などが必要にならないので
比較的、低資金で開業しやすい分野ではあります。

中には100万円ぐらいで雑貨屋を
開業された方もいらっしゃいます。

確かに、どこか安価な店舗を借り、
安い費用で業者に内装を頼んだりすれば
備品や売り物の雑貨を買っても
100万円以内に抑えることはできるでしょう。

しかし、雑貨屋を開業したからと言って
スグに儲けが出ることはありません。

暇

雑貨屋を開業したのに宣伝しないから失敗する
でもお伝えしましたが
認知度0の状態からの開業ですから
最初のうちはお客様はほとんど来ません。

当然、お客様が来ないのですから
売上もほぼ0になります。

しかし、いくら売上が0であろうとも
店舗を借りるための賃貸費、
電気や水道などの光熱費、
お客様を増やすための宣伝費、
人を雇えば人件費も必要であり
雑貨屋を維持するためには
様々なランニングコスト(維持費)が
毎月のようにかかってきます。

そんな中、開業前に多くの資金を使ってしまったら
どうなってしまうでしょうか?

ランニングコストが払えなくなりますので
借金してまで雑貨屋を継続するか
失敗したと認めて開業した雑貨屋を
潰すしかありませんよね

そのため、いくら低資金で開業できると言っても
そんな最低限の資金で雑貨屋を開業すると
スグに失敗する可能性が高くなってしまうのです。

なので、もし雑貨屋を開業して
失敗に終わりたくないなら
開業して半年ぐらいは売上が0でも
問題ないぐらいの開業資金は
用意しておいた方がいいでしょうね
(500万円ぐらいは用意するべきです。)

まとめ

ここまで雑貨屋を開業しても失敗してしまう
5つの原因について解説をしてきました。

「ゆったり暮らしたい!」
「好きなインテリアに囲まれて生活したい!」
雑貨屋を開業する理由は
どんなものでも構いませんが
雑貨屋で生活をしていくのは
そんなに簡単な事ではありません。

甘く見ていると上記のように
失敗に一直線となってしまいますので
雑貨屋を開業するにしても
気楽に考えるのだけは
辞められた方がいいかと思います。

それと、いくら雑貨屋が夢だったとしても
借金(融資)してまで開業するのはオススメしません。

借金して開業し、失敗しようものなら
下記リンク先のような悲惨な末路を迎えますので。
⇒起業に失敗!?その後の悲惨な末路について

それと、今はネット時代ですので
雑貨屋を開業するにしても
ネット起業は理解しておいた方がいいですね

ちなみに、下記リンク先の記事に
ネット起業の有用性をまとめていますので
よろしければご覧いただければと思います。
⇒田舎で0円で起業しても儲かるのはネット起業だけ

それでは、失礼いたします。