都会の喧騒に疲れてしまい
田舎でのんびりと暮らしたいと思われる方は
少なくないかと思います。

とはいえ、田舎で暮らすにしても
収入がなければ生活できませんので
その手段の1つとして
カフェを選択される方がいらっしゃいます。

カフェであれば田舎でも起業できますからね

でも、のんびりと暮らすために
田舎でカフェ起業を行ったのに
逆に忙しくなってしまい
のんびりに失敗することがあるんですよ

なので、田舎でカフェ起業をして
のんびり暮らすために抑えておくべき要点を
お伝えしていこうと思いますので
のんびりに失敗されたくない方は
参考にしていただければと思います。

カフェ

田舎でのんびりなカフェ起業をするには?

そもそもですが、田舎でのんびりとした
カフェ起業をするには何が重要になるでしょうか?

まぁ、あえて言わなくても
お分かりになるかもしれませんが
重要なのは…

「時間」です。

時間

いかに作業する時間を減らせるかが
のんびりカフェ起業では重要になってきます。

なんせ、当たり前の話ですが
作業する時間が増えれば増えるほど
のんびりとは程遠い忙しい起業に
なってしまいますからね

また、あまり人気になり過ぎないのも重要です。

行列

「えっ!?人気が出なければ
 カフェは失敗しちゃうんじゃないの?」
と、思われるかもしれませんが
考えてもみてください。

人気が出るということは
それだけ多くのお客様があなたのカフェに
やってくることになりますよね

もちろん、多くのお客様がくれば
それだけ売上があがり収入は増えますが
その分だけ、お客様への対応が増大しますし
コーヒーや、ケーキや、食事などを作る回数が
増えることになるので忙しくなりますよね

つまり、田舎でカフェ起業して人気が出過ぎても
のんびりするのに失敗しちゃうのです。

では、以上の点を踏まえた上で
のんびりに失敗しない4つの要点について
解説をしていきたいと思います。

のんびりに失敗しないための田舎カフェ起業 4つの要点

カフェのメニューを少なくする

まず1つの目の要点は
メニューを少なくすることです。

メニュー

もしかしたら、この要点をご覧になって
「メニューは多い方がいいのでは?」
と思わているかもしれませんね

確かに、メニューが豊富な方が
色んなお客様の希望に沿うことはできます。

でも、その分だけ仕込みに手間がかかります。

カフェというのはオープンしている間だけが
働いている時間ではありませんし
オープンする前や終わった後に行う
仕込みなども働く時間に含まれます。

当然、仕込みに時間がかかればかかるほど
働く時間が増えることになりますので
そうなると「のんびり」とはいきませんよね

また、メニューが増えるということは
やるべきことが複雑化していきますので
その分だけかかる手間も労力も増えるものです。

だからこそ、メニューは少ない方がいい。

そして、メニューを少なくすれば
コストの削減にも繋がります。

コストをかけ過ぎない

田舎でのんびりカフェ起業をするには?」でも
お伝えしましたが
のんびりなカフェ起業を行うためには
あまり人気が出過ぎるのは良くありません。

人気が出過ぎるとお客様がいっぱい来てしまい
忙しくなってしまいますからね

でも、あまり人気を出さないとなると
お客様はあまり来ないことになるので
今度は売上の心配が出てきてしまいます。

そこで重要なのが「コストをかけ過ぎない」です。

コスト

仮にあなたがカフェで1000円の
ランチメニューを販売するとしましょう。

そのランチメニューを作るための費用が
500円かかるのと300円かかるのとでは
後者の方が販売した時の利益はデカいですよね
(500円だと500円の利益、300円だと700円の利益ですからね)

要するに、

コストを抑えることで
お客様1人当たりから得られる利益(客単価)を増やし
それにより少ないお客様でも
生活できるだけの利益を得ていくのです。

そして、前章でお話した
カフェのメニューを少なくする」は
コストを抑える意味でも効果的になります。

例えば、1つのメニューしかないカフェと
色んなメニューがあるカフェがあるとしましょう。

色んなメニューがあるカフェでは
それら全てを作るために
様々な材料を仕入れる必要がありますが
メニューが1つしかないカフェでは
材料の仕入れは単純なものとなります。

また、お客様がどのくらいくるかを
正確に予想するのは不可能ですので
材料を仕入れたとしても
どうしても材料が余る(材料ロス)ことがおき
多少なりとも損失は出てしまうものです。

では、1つのメニューしかないカフェと
色んなメニューがあるカフェ、
どちらがより材料ロスが少ないでしょうか?

色んなメニューがあると
様々な材料を仕入れる必要がありますが
メニューの種類によっては
ほとんどお客様から頼まれないメニューもあります。

一方、1つのメニューしかないなら
お客様は絶対にそのメニューを頼むことになります。

つまり、色んなメニューがあるより
メニューを少なくした方が材料ロスが少なくなり
コストを低くすることができるんですね

他にも、客単価を上げる方法は
コストを抑えるだけではありません。

独自のコンセプトを作る

先ほどはコストを抑えることで
客単価を上げましたが
商品の価格を上げることでも
客単価を上げることが可能です。

ただ、何の考えもなしに価格を上げても
お客様は納得できず不満を抱かせることになります。

当然、不満を抱かれてしまうと
お客様はドンドン離れていってしまうので
カフェ起業をしても失敗する結果に終わります。

じゃあ、どうすればいいのか?

やることは至ってシンプルであり
価格が上がっても納得できるような
何かしらを作ればいいのです。

簡単に言うなら独自のコンセプトを作るとかです。

コンセプト

例えば、フランスの田舎にある
おしゃれなアパートをイメージされた
「APPARTEMENT 301」などのように。

APPARTEMENT 301
引用元:http://www.atticroom.jp/301/

こういった独自のコンセプトを作ることで
多少、価格が高くなってもお客様は納得してくれます。

実際、ディズニーなどのテーマパークでは
コーラなどのコンビニでも売ってるものでも
通常より割高な価格になってますが
別に不満を持つことなんてありませんよね

「まぁ、ディズニーだし」と納得しますよね

要するに、独自のコンセプトを作ると
お客様に対し上記のような
納得する理由を用意することができるので
仮に価格を上げたとしても
不満に思われずに済むんですね

それに、独自のコンセプトを作るということは
お客様の層を絞ることにもなります。

詳しくは下記リンク先に書いてありますので
ご興味があればご覧いただければと思いますが
お客様の層を絞ることによって
来てくれるお客様の数を少なくできるんです。
⇒コンセプトが集客を制限する理由について

当然、お客様の数を少なくできるということは
のんびりしたカフェ起業を実現できますよね

だからこそ、客単価を上げるためにも
田舎でのんびりしたカフェ起業をするためにも
独自のコンセプトは重要になるんですね

まぁ、独自のコンセプトと言うと
難しく感じるかもしれませんが
何も今までどこにも無かった
全く新しいコンセプトである必要はなく
あなたが起業しようとしている
田舎の周辺にないコンセプトであれば構いません。

先ほどの「APPARTEMENT 301」のように
外観をオシャレなカフェにしたり、
メニューをパンケーキにだけにして
パンケーキ専門店というコンセプトでもいいです。

既に、どこかでやってるコンセプトをマネするだけでも
起業する田舎の周辺になければ大丈夫ですので
あまり難しく考えないでいただければと思います。

それでは、最後の要点になりますが
それはお客様の要望を聞かないです。

お客様の要望を聞かない

多かれ少なかれカフェをオープンすれば
お客様から要望が来ることがあります。

「ランチはやらないの?」とか
「あのケーキってないの?」とか。

特に田舎であればお店の数が少ないので
カフェをオープンしたはずなのに全く関係なさそうな
「ラーメンない?」、「うどん食べたいな~」、「焼売作ってよ」とか
色んな要望が来ることは少なくありません。

でも、基本的にはそういった要望は
聞かないでください。

要望

「折角、要望を貰ったのに聞かなくていいの?」

確かに、お客様からの要望ですので
それを聞いてあげれば
お客様の満足度を上げることは可能でしょう。

でも、お客様の要望というのは
カフェの経営を考えた上での発言ではなく
単に、自分の欲望だけに沿った
要望であることがほとんどです。

そうなると、要望を聞いたことによって
カフェの経営に悪影響を及ぼすことがあるんです。

仮にあなたがパンケーキ専門のカフェを
田舎でオープンしたとしましょう。

その後、お客様からの要望を聞いて
ラーメンや、うどんや、焼売も
メニューに出すようにしました。

ただ、そうなると当然
パンケーキ専門だった頃と比べ
色んな材料を仕入れることになりますよね

はい、これにより材料ロスが以前より増えます。

また、それだけでなく
仕込みに時間がかかるようになりますので
働く時間もドンドン増えることになり
当然、のんびりできなくなってしまいます。

その結果、パンケーキにまで
影響が出てしまったどうでしょう。

本末転倒ですよね

失敗

もちろん、お客様の要望を聞くことは
決して悪いことではありませんし
自身のカフェの問題点を
指摘してくれているものもありますが
だからと言って、全ての要望を聞くべきかと言うと
決してそんなことはありません。

自身が掲げるカフェのコンセプトや
どういったカフェを目指すのかによって
聞くべき要望と聞くべきでない要望があります。

それに、しょせん自分らは単なる人であり
人1人ができることなどたかが知れています。

だからこそ、全ての要望を叶えることなど無理なのです。

なので、聞くべき要望か聞くべきでない要望かは
しっかりと考えていただければと思います。

田舎のカフェ起業で失敗したくないなら初志貫徹

田舎でのんびりした生活を送るために
カフェ起業は1つの手段ではあります。

ただ、実際にカフェ起業をすると
色々と考えることが増えてきて
最初に思っていた「田舎でのんびりと生活する」を
ついつい、忘れてしまいがちです。

「初志貫徹」

初めに心に決めた志を最後まで貫き通すことを意味する
四字熟語になりますが
もし、田舎でのんびりとカフェ起業がしたいなら
「初志貫徹」を意識していただければと思います。

じゃないとのんびりするのに失敗しますので…

それでは、失礼いたします。