「感情を動かす文章を書きましょう」

面白いブログ記事を書くにも、
セールスライティングにおいても、
必要不可欠と言われるものです。

確かに感情が動かない文章なんて
面白くも何ともないですし
そんな文章では商品が売れないので
セールスもうまくいきません。

なので、感情を動かす文章は
とても大切ではあるのですが…

「感情を動かす文章の本質」

これについて解説できてる人は
自分が知る限りでは
誰一人として存在しません。
(テクニックを解説してる人はいますが)

そこで、

上記の本質に対して
明確な答えを持ってる自分が
この記事で詳しく解説したいと思います。

ちなみに その答えは「記憶」です。

「記憶」があるからこそ
人は文章で感情が動くのです。

詳しくはこの先で解説しますので
感情を動かす文章を書かれたいなら
ぜひ、ご覧になってくださいね

感情

「記憶」こそが感情を動かす文章の本質

さて、冒頭で「記憶」こそ
感情を動かす文章の本質だと
お伝えしたかと思います。

記憶

とはいえ「記憶」と言われても
今一つピーンとこないでしょうから
分かりやすい例を挙げたいと思います。

「知る」という記憶

まずは こちらの文をご覧ください。

おまえはヘイムスキア。

おそらく、何を言ってるか分からず
「え?」と困惑されているかと思います。

それが正常の反応ですので
特に気にされず次の文をご覧ください。

おまえはバカ。

今度は「え?」とならずに
大なり小なりイラっと
されたのではないでしょうか?

これらに一体 何の関係があるのか
よく分からないと
感じているかもしれませんが
これらの例文こそが、記憶が本質である
答えとなっているのです。

なぜなら、

先ほどの「ヘイムスキア」は
アイスランド語で
「バカ」を意味する言葉となっており
意味的には最初の例文も次の例文も
全く同じ意味になっているからです。

なのに、「ヘイムスキア」の例文では
ピクリとも感情は動きませんが
「バカ」の例文では
多少なりとも感情が動いてしまう。

要するに言葉を知っているから、
その言葉の「記憶」があるからこそ
人は文章を読む事で
感情が動いたりするのです。

ただ、

知るという「記憶」だけでなく
もう1つ別の「記憶」も必要になります。

「経験」という記憶

突然ですが「ゴキブリ」という言葉に
あなたはどんな感情を抱きますか?

おそらく「汚い…」や
「気持ち悪い…」などの
何かしらの嫌悪感を抱くかと思います。

でも、北海道に住んでらっしゃる方は
「ゴキブリ」という言葉を見ても
嫌悪感を抱かない人が多いんですよ

というのも北海道では
「ゴキブリ」がほとんど出なく、
出会うという経験をしないので
「ゴキブリ」という言葉は知ってても
いまいち嫌悪感を抱きにくいんです。

このように言葉そのものを知ってても
実際に経験した事がないと
いまいち感情が動かないんですね

ですので経験という「記憶」もいるのです。

ここまでの内容をまとめると
「知る」「経験」
2つの記憶が感情を動かす文章に
必要なものたちとなります。

記憶

なので、どんなに素晴らしい文章でも
上記2つの記憶が伴うものでなければ
感情を動かす文章とはならないんですね

では、

具体的にどんな事をしたら
感情を動かす文章を
書けるようになるのでしょうか?

その答えは次の章で解説します。

感情を動かす文章を書くためにすべきこと

よく感情を動かす文章を書くには
・ストーリーにしなさい
・1人に向けて書きなさい
・心を込めて書きなさい

なんて事が言われています。

確かに これらのテクニックは有効です。

有効ではあるんですが
全員が全員、これらを実践すれば
感情を動かす文章を
書けるようになるかと言うと
決して そんな事はありません。

ストーリーにして書いても
意味不明な内容となっていたら
理解不能で感情なんて動きませんし、
1人に向けて書いても
誰に対しての文章か全く分からなければ
よく分からず感情なんて動きませんし、
心を込めて書いても
必死にセールスしてるような内容だと
「ハイハイ セールス乙」となってしまい
これだって感情は動きません。

じゃあ、どうすればいいのか?

それは…

感情を動かす事ができる
『言葉』を、
『文』を、
『文章』を、
これらを探すのです。

見つける

当たり前の話ですが
文章で人の感情が動くのは
人が文章を読んだ時になります。

「知る」と「経験」
2つの記憶を持っている状態で
文章を読んだ時に
無意識的に知ってる文字と
経験を結び付けるからこそ
文章で人の感情が動くのです。

例えば「バカ」という言葉を見た時
この「バカ」という文字が
相手を侮辱する文字だと知っていて
さらに そこから無意識的に
「バカにされた経験」を連想するため
「バカ」を見た人はイラっとします。

文章で感情が動く仕組み

つまり、

感情が動くかどうかは
どんな言葉を使うのか?
どのような文にするのか?
どういった文章を書くのか?
これらによって決まるのです。

だからこそ、感情を動かしたいなら
言葉・文・文章を探すのです。

ドラマの名シーンで俳優さんが語る
思わずウルッとしちゃうセリフ、
政治家が街頭演説を行う時に
集まった人たちを興奮させるスピーチ、
アニメのヒーローがピンチの時に言う
みんなを勇気づける胸熱な言葉、
何かしらの本を読んで見つけた
感動しまくった文章。

他にもあなたの記憶を探して
どんな発言に感情が動いたかを思い出す、
とかでも構いません。

普段の生活であなたが
聞いたり・読んだり・見たりした、
言葉や・文や・文章、
その中にこそ答えがあるのです。

ですので、本当に感情を動かす文章を
書きたいと思われるなら
小手先のテクニックなんかではなく
感情を動かす言葉・文・文章を
探していただければと思います。

そういったものを探し出して
あなたの文章にも使ってあげれば
感情を動かす文章になりますので…

とはいえ

いざ探すとなると
時間がかかってしまいますので
いくつか手軽にできるテクニックを
紹介しておきたい思います。

感情を動かす文章を書くお手軽テクニック

感情表現を探す

まずはオンラインサービスを使って
感情表現を探す方法です。

使うサービスは日本語表現インフォ

日本語表現インフォ
引用元:日本語表現インフォ

例えば「喜ぶ」で検索すると
下記のように「喜ぶ」に関係する
様々な感情表現がヒットします。

喜ぶの検索結果

そのため上記サービスを利用すれば
それぞれの感情に対応する感情表現を
簡単に探し出せますので
それらを使って文章を書けば
感情を動かす文章になりやすいです。

心の中で思った事をそのまま伝える

あと、心の中で思った事を
そのまま伝える
のも効果的です。

例えば下の文章のように
起こった事だけを書くのではなく、

昨日、東京に向かうときに
知らない人にぶつかられたが
特に謝ってこなかった。
正直、イラっとした。

下の文章のように
心の中で感じた事をそのまま
文章にしちゃうという感じです。

昨日、東京に向かうときに
知らない人にぶつかられたが
特に謝ってこなかった。
「はぁ!?なんだアイツ!」と思った。

最初より後の文章の方が
より怒ってるのを感じられる
感情的な文章になってますよね?

そのため、心の中の声を文章にすると
読者に書き手の感情を
ダイレクトに伝える事ができます。

ちなみに文章ではなく
画像を使うのもありです。

笑う

こんな感じで何かしら感情を表す
そんな画像を貼り付ける事でも
読者の感情を動かす事できます。

このように文章だけでなく
画像でも感情を動かせるので
うまく活用してみてくださいね

感動詞・終助詞を使う

また感動詞・終助詞を使うのも
手軽に感情を動かすのに効果的です。

例えば単に「素晴らしいです」と言うより
感動詞の「おぉ」を入れた
「おぉ、素晴らしいです」の方が
より感動してるように感じますし、
終助詞の「ね」を入れた
「素晴らしいですね」なら
「素晴らしいです」よりも
人間味を感じられる文章にできます。

こんな感じでたった1~2文字入れるだけでも
グッと感情的な文章になるんですね

以上、3つのテクニックが
手軽にできるものになります。

ここでお伝えしたテクニックは
特に難しいものではなく
今スグにでも使えるものですので
これから文章を書く時には
ぜひ、やってみてくださいね

あー、それと

感情を動かす文章を書くのとは
直接の関係はありませんが
分かりやすい文章の書き方も重要ですので
意識していただければと思います。

分かりやすい文章を書くのも感情を動かすために重要

なぜ分かりやすさも重要かと言うと
人は分かる事にしか
感情が動いたりしないからです。

理解

例えば子供の頃はそうでもなかったけど
大人になってから面白いと感じる
アニメ・漫画・小説・映画などって
決して少なくありませんよね?

コレなんか正にそうですね

子供の頃はよく分からなかった事も
大人になって色々と経験を積んで
様々な事が分かるようになったからこそ
面白く感じるようになったのです。

それに先ほどもお伝えしましたが
感情を動かす本質は記憶です。

「バカ」という文字を
見たり・聞いたり・読んだりした時に
バカは侮辱する言葉だという記憶、
バカにされてイラっとした記憶、
これらの記憶と紐づけられるから
人はイラっとします。

でも、分かりづらい文章だと
どの記憶に紐づけていいかが
分からなくなってしまいます。

当然、感情が動く事もない。

もちろん、分かりやすい文章を書くだけで
感情が動くのか?と言われると
決してそんな事はありませんが
それでも分かりやすい文章でなければ
「100%」感情が動く事はないです。

ですので、感情を動かす文章は
分かりやすさも大切となってくるため
ぜひ、分かりやすく書く事も
意識してみてくださいね

ちなみに、

分かりやすい文章の書き方は
自分が出版した電子書籍の方で
詳しく解説していますので
よければ手に取ってみてくださいね

分かりやすい文章の本質
⇒分かりやすい文章の本質

この記事の内容のように
他では知る事ができない確かな本質を
この書籍で知る事ができますから。

感情を動かす文章なんて誰でも書けるようになります

感情を動かす文章を書くのを
難しいと感じてしまう人は多いですが
ここまで解説してきたように
やるべき事は非常に単純です。

ただ、言葉・文・文章を探すだけ。

あなたが聞いたり・見たり・読んだりして
感情が動いたと感じた言葉・文・文章、
それらを探していくだけ。

だからこそ誰にでもできます。

だって、探すだけなら
時間をかければ誰でもできますもんね

なので、色々と探していただき
ぜひ、感情を動かす文章を
書いていっていただければと思います。

それでは、失礼致します。