「漢字・ひらがな・カタカナ」

日本人が日常的に使うものであり
当然、ブログに記事を書く時にも
誰もが絶対に使うものです。

しかし、読みやすいブログ
分かりやすいブログにするには
それに適した使い方を
意識しなければダメです。

何も考えずに適当に
漢字・ひらがな・カタカナを使うと
読みやすいブログ
分かりやすいブログにはなりません。

では、どのように使えばいいのか?

この記事ではそれについて解説しますので
普段、漢字・ひらがな・カタカナを
意識して使った事がないなら
ぜひ、この先をご覧になっていただき
参考にしてみてくださいね

難しい漢字

漢字・ひらがな・カタカナの特徴

使い方を解説する前に
まずは漢字・ひらがな・カタカナの特徴を
知っておいていただければと思います。

具体的には下記の特徴。

漢字:固くて圧迫感を感じる
ひらがな:優しく感じる
カタカナ:固く感じる

どうして こんな特徴があるのかは
下記をご覧になられれば
お分かりになるかと思います。

唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖唖
アアアアアアアアアアアアアアアアア
あああああああああああああああああ

これは「あ」という文字を
それぞれ漢字・ひらがな・カタカナで
連続して書いたものですが
ご覧の通り漢字は他のと比べ
余白が少なくなっていますよね?

また、漢字やカタカナは丸みが少なく
角張ったところが多いですよね?

こういった余白や角張った性質が
漢字やカタカナを固くさせ、
圧迫感を感じさせるんですね

圧迫

そして、この固さや圧迫感が
ブログの記事を読みづらくさせます。

実際、下記のような、

漢字が多い文章は私達には非常に読み辛い。

漢字が多い文は多くの人にとって
読みづらい文となりますから。

なので、ブログを読みやすくするなら
余白が多くて丸い所が多い
ひらがなを多用した方がいいんですね

とはいえ、いくら優しいひらがなでも
ひらがなだけはダメですがね

漢字は文の区切りになる

なぜ、ひらがなだけがダメかと言うと
ひらがなだけの文は非常に
読みづらい文となっちゃうからです。

これも実例を見てみましょう。

かんじがおおいぶんしょうは
わたしたちにはひじょうによみづらい。

先ほどの漢字が多い文を
全てひらがなにした文なんですが
メチャクチャ読みづらいですよね?

このように いくら優しいひらがなでも
それだけを書いてしまうと
文は読みづらくなっちゃうんですね

じゃあ、なんで読みづらくなるかと言うと
文の区切りが分かりづらいからです。

区切り

というのも、日本語における
文の区切りというのは
漢字・ひらがな・カタカナを
あわせて使う事で表しているため
どれか1つだけで文を書いてしまうと
区切りが分からなくなっちゃうんですよねぇ

現に、ひらがなだけの下記例文だと、

かんじがおおいぶんしょうは
わたしたちにはひじょうによみづらい。

「かんじが」で区切れるのかが
パッと見で分かりませんが
漢字とひらがなを合わせている
下記例文であれば、

漢字が多い文章は私達には非常に読み辛い。

「漢字が」で区切れるのが
パッと見で分かります。

つまり、「漢字ひらがな」や
「ひらがなカタカナ」のように
漢字の次にひらがなを書いたり、
ひらがなの次にカタカナを書いたりして
文字の種類が切り替わると
文の区切りがパッと分かるのです。

なので、文字として
一番 読みやすいのはひらがなですが
分かりやすさも考慮するとなると
ある程度、漢字とカタカナも
混ぜる必要があるんですね

では、漢字・ひらがな・カタカナは
どのくらいの比率にするべきなのでしょうか?

ひらがな:7 漢字・カタカナ:3の比率がベスト

結論を言ってしまうと
「ひらがな:7 漢字・カタカナ:3」
この比率になるぐらいがベストですね

実際、先ほどの漢字ばかりの固い文も
下記のように7:3を意識すれば
読みやすい文となりますので。

漢字がおおい文章は
私たちにはとても読みづらい。

ちなみに、比率を調べるなら
下記サイトを利用するのがいいです。

漢字使用率チェッカー
引用元:漢字使用率チェッカー

このサイトを利用すれば
下記のようにワンボタンで
漢字・ひらがなの比率が
簡単に分かりますので。

漢字使用率チェッカー使用後

まぁ、とは言うものの
よほど意識して漢字を使わなければ
早々、漢字が多い文にはならないでしょうが
念のため1度は上記サイトで
自身が書いたブログ記事の漢字比率を
調べてみるのがいいと思いますね

その結果、もし漢字が多すぎなら
意識して漢字を少なくするよう、
注意していただければと思います。

あと、下記も注意した方がいいです。

その他の注意点

難しい漢字を使わない

まずは「難しい漢字を使わない」です。

というのも難しい漢字を使うと
読めない文になってしまうので。

例えば下記の文。

扁桃の皮を兀兀と剥いている。

扁桃(アーモンド)、
兀兀(コツコツ)、
剥いている(むいている)、
日常的に目にする文章で
これらの漢字はまず見かけないので
なんて読むか分かりませんよね?

このように難しい漢字を使ってしまうと
文が読めなくなっちゃうんですね

そのため、使う漢字はできるだけ
下記 常用漢字となっている
簡単な漢字だけに絞る方がいいです。

常用漢字一覧
引用元:文化庁の常用漢字一覧

どうしても難しい漢字を使いたいなら
「扁桃(アーモンド)」のように
フリガナを振っていただければと思います。

ちなみに、常用漢字かどうかを調べるなら
下記の常用漢字チェッカーがオススメです。

常用漢字チェッカー
引用元:常用漢字チェッカー

自身が書いた文章を載せたり、
URLを指定してチェックを押すと
どれが常用漢字で
どれが常用漢字でないかと
手軽に調べる事ができます。

自分では簡単な漢字だと思ってても
実は常用漢字ではなかった…
という事もありますので
一度は常用漢字チェッカーを使って
難しい漢字を使用していないかを
調べられるのがいいかと思います。

漢字・ひらがな・カタカナを統一しなくてもいい

あと、漢字・ひらがな・カタカナを
統一しなくてもいいですからね

仮に、下記文のように
「多い」をひらがなの「おおい」として
書いたとしましょう。

漢字がおおい文章は
私たちには非常に読みづらい

この時、他の文でも「おおい」に
するべきかと言えば
決してそんな事はありません。

例えば下記の文。

ひらがなを多くするととてもやさしい文章になる

「多く」と書いてある部分がありますが
これをひらがなにしてしまうと
ひらがなが続いてしまい
文の区切りが分からなくなります。

ひらがなをおおくするととてもやさしい文章になる

そのため、この場合「多く」は
ひらがなにすべき言葉ではありません。

このように漢字・ひらがな・カタカナ、
どれにするべきかは
文によって変わってきますので
別に統一しなくてもいいんですね

いらない

ただし、

重要な言葉に関しては
統一した方がいいです。

記事タイトルで使った言葉や
主要な内容を表す言葉などは
変にコロコロと変えてしまうと
読者に伝えたい事が
伝わりづらくなってしまうので。

漢字・ひらがな・カタカナの使い方を意識しましょう

漢字・ひらがな・カタカナは
多くの人たちが何の意識もせずに
何となくで使っているでしょうが
それらを ちょっと意識するだけでも
ブログ記事の質は変わってきます。

先ほど解説したように
漢字・ひらがな・カタカナの
比率を意識して書けば
読みやすくて分かりやすい
記事にする事ができますからね

なので、もし比率を意識した事がないなら
この機会に比率を意識してブログ記事を
書いてみていただければと思います。

そうすれば、驚くほどあなたの記事は
読みやすく分かりやすくなりますので。

ちなみに、

読みやすさや分かりやすさ以外にも
親しみやすさや面白さなども
ブログ記事にはあった方がいいですね

それら、ブログに必要なライティング
下記あわせて読みたい記事で
詳しく解説していますので
よければご覧になってみてくださいね

それでは、失礼致します。