「句読点は文の区切りに打つ」
学校でそう習うでしょうし
それが正しいと思ってきた方が
ほとんどかと思います。

もちろん、それは自体は決して
間違いではありません。

…ですが、

ブログだと話は変わってきて
別段、文の区切りに「句読点」を
打たなくてもいいんですよ

それより、ブログの句読点には
もっと相応しい打ち方があるんです。

そこで、今回の記事では
ブログに特化した句読点の打ち方を
解説していきたいと思います。

この先の内容を取り入れる事で
あなたのブログは
より面白く、より分かりやすくなるので
ぜひ、参考にしてくださいね

ブログ句読点

なぜブログでは文の区切りに句読点を打たなくていいのか?

句読点を打たなくても改行で済むから

まずは下の文をご覧ください。

朝から満員電車で疲れたけど今日は大事なプレゼンがあるから頑張っていかないとダメだな

文の長さの割に句読点が一切ないので
どこで文が区切れるかが分かりづらく
読みづらい文になっています。

そのため、一般的には下記のように
区切りのいいとこで句読点を打つものです。

朝から満員電車で疲れたけど今日は大事なプレゼンがあるから頑張っていかないとダメだな

でも、ブログなら句読点を打たずに
下のように書けるんですよ

朝から満員電車で疲れたけど
今日は大事なプレゼンがあるから
頑張っていかないとダメだな

はい、「句読点」ではなく「改行」です。

改行を入れる事でも
句読点を打つのと同じように
文の区切りがパッと見で
分かるようになりますよね?

このように文の区切りであれば
改行でも問題ないんですね

コレだけだと
「句読点でも改行でもいい」
となってしまいますが
この後で解説する理由があるため
ブログでは改行を選んだ方がいいです。

ブログでは改行を選ぶべき

どうして改行の方がいいかと言うと
理由の1つ目は「スマホ」になります。

スマホ

先ほどの句読点の例文と
改行の例文をスマホで見てみると
下記のようになるんですが、

・句読点のパターン
句読点のパターン

・改行のパターン
改行のパターン

句読点のパターンだと
「今日は大」とか、
「頑張っていか」とか、
キリの悪いのところで改行されてますよね?

スマホだと1行に表示できる文字数って
20文字前後しか表示できないので
句読点で区切れるからと言って
文を横長に書いてしまうと
上記画像のように変なところで改行され
読みづらくなっちゃうんですね

当然、ブログの読みやすさを考えるなら
20文字前後のキリがいい所で
改行を入れた方がいいです。

それに、1行当たりの文字数が多い
そういった横長文を読んでいると
眼が疲れやすくなるんですよ

疲れる

というのも横長文を読む場合
目線を横に動かさないといけないので。

一方、改行を増やして縦長文にすれば
目線を動かさずスクロールするだけで
ブログを読んでいく事ができるので
眼への負担を減らす事ができるんです。

コレが2つ目の理由になります。

以上の理由から考えて
冒頭でもお伝えしたように
文を区切るための句読点は
ブログではいらないのです。

ちなみに、下記のような場合も
句読点は必要ないですからね

並列関係にある単語の区切りにも句読点はいらない

どんな句読点かと言うと
並列関係にある単語の区切りです。

例を挙げると下記の文になります。

アメリカからやってきたジョニーに、私がリンゴ、バナナ、イチゴを挙げた。

「リンゴ、バナナ、イチゴ」のように
複数のモノを示す時なんかは
一般的には句読点を使う人が
かなり多いかと思います。

でも、ここに句読点を打ってしまうと
「リンゴ、バナナ、イチゴ」の前にある
「ジョニーに、私が」の句読点と
被ってしまいますよね?

「リンゴ、バナナ、イチゴ」の句読点と
「ジョニーに、私が」の句読点とでは
意味合いが全く違うのに
同じ句読点が打たれているせいで
人によっては分かりづらくなっちゃいます。

そのため、「リンゴ、バナナ、イチゴ」
このような句読点もいりません。

いらない

句読点ではなく「・」がベストです。

アメリカからやってきたジョニーに、私がリンゴ・バナナ・イチゴを挙げた。

こうすれば
「ジョニーに、私が」の句読点と
「リンゴ・バナナ・イチゴ」が
被らなくなりますので
分かりやすい文となります。

さて、

ブログでは句読点は打たない方がいい
ここまでは そんな内容でしたが
「句読点なんか一切いらない!」
と言うつもりはありませんからね

ブログでも句読点を打つべき所はあります。

なので、次は句読点を打つべき所を
解説していきたいと思いますね

ブログで句読点を打つべき所

接続詞の後に打つ

まずは「接続詞の後」です。

接続

というのも接続詞は
前文と後文の関係を表す
特別な言葉になっているので
接続詞の読み間違えは
極力、防いだ方がいいからです。
(むしろ絶対と言ってもいいぐらい)

そのため、読み間違えを防ぐために
接続詞を区切る目的で句読点を打ちます。

もちろん、改行で区切る手もありますが
基本的に接続詞は文の始めに書き
文字数も非常に少ないので
改行で区切ってしまうと
ブログの見栄えが悪くなるんですよ

句読点パターンと改行パターンで
比べてみれば分かるかと思います。

・読点パターン

なので、この場合でも
別に句読点はいらないんですね

・改行パターン

なので
この場合でも別に句読点はいらないんですね

ご覧の通り改行パターンだと
1行目と2行目の文字数に
あまりにも差が出てしまうので
不自然な感じになっちゃっいますよね?

なので、こういった不自然感を無くし
かつ、接続詞と後続文とを区切るために
接続詞の後に句読点を打つんですね

誤認を防ぐために打つ

また「誤認を防ぐ」という目的でも
句読点は打った方がいいです。

防ぐ

例えば下記の文。

悪質な私への誹謗中傷である

読み手がどこで区切って読むかで
文の内容が変わってしまいます。

「悪質な私」で区切って読むと
「私」が「悪質」になりますが
「悪質な」で区切って読むと
「私」に対する「悪質な誹謗中傷」
という意味になります。

こういった どこで区切るかで
文の意味が変わってしまうものには
句読点を打った方がいいですね

句読点さえ打てば
どんな読み手であっても
確実にそこで文が区切れますので
読み方の違いによる誤認は
発生しなくなりますので。

区切る以外の目的がある所に打つ

あと「区切る以外の目的がある所」にも
句読点は打った方がいいです。

目的

一例を挙げると下記の文。

彼が、このシステムを作りました。

「彼が」という部分を強調したいなら
この句読点は確実に打った方がいいです。

というのも句読点があると
そこで文が区切れますので
読んだ時に「彼が」の部分で
読むのが止まるんですよ

その結果、タメができる感じになり
読んだ時に強調されてるように
感じる事ができるんです。

これが下記のように句読点がないと
スラスラと読めてしまうため
「彼が」が強調されてるとは
感じにくくなっちゃいます。

彼がこのシステムを作りました。

そのため、強調させるなどの
文を区切る以外の目的がある時も
句読点は打った方がいいです。

ちなみに、リズムいい文章を書く時にも
句読点は重要になってきますね

話すと長くなってしまうため
ここでは割愛させていただきますが
詳しくは下の関連記事で解説してるので
よければご覧になってみてくださいね

文章にリズムを出す方法。
その本質をこの記事で知れます。
⇒文章にリズムを出すコツ【文字数と区切りが重要】

以上がブログにおける
効果的な句読点の打ち方です。

ここまでは読点「、」がメインだったので
最後に句点「。」にフォーカスした
お話をしたいと思いますね

句点の打ち方

句点「。」とは文の最後に
打つべきものとなっており
ブログの記事においても
基本的に句点は打った方がいいです。

どこまでで1文かが
パッと見で分かるようになりますので。

ただ、場合によっては
句点を打たない方がいい時もあるので
ここでは打つべきでない句点を
解説したいと思います。

感嘆符・疑問符の後には打たない

まずは「感嘆符・疑問符の後」です。

ハテナ

というのも「?」や「!」である
感嘆符や疑問符は句点と同じで
文の最後を示したりするため
そこに句点を打ってしまうと
不自然な文となってしまうからです。

実際、下記のように「?」の後に
句点を打ってしまうと
変な文になっちゃいますよね?

あなたはどうしますか?。

なので、感嘆符や疑問符の後には
句点は打たない方がいいんですね

感情を込めた文には打たない

それと「感情を込めた文」にも
句点は打たない方がいいですね

感情

例えば余韻を残す「…」が付いた文とか。

実際、句点がある文と無い文で
比べてみると分かるかと思いますが
句点があると折角の「…」が
台無しな感じになっちゃいますよね?

・句点なし

その後、彼を見たものはいない…

・句点あり

その後、彼を見たものはいない…。

どうして こんな事が起こるかと言えば
句点は固さを感じさせるからです。

固さを感じさせるので
感情を込めた文に句点を打ってしまうと
感情の効果が薄れちゃうんですよねぇ

なので、感情を込めた面白い文にするなら
句点は打たない方がいいですね

以上が、句点を打つべきでない所になります。

たかが句読点、されど句読点

読点「、」と句点「。」
たった1文字の句読点ですが
コレがあるかないかで
文の内容が大きく変わる事があるのは
ここまでお話した通りです。

だからこそ、句読点を
適当に打たないでください。

効果的な所に句読点を打ってください。

そうする事であなたのブログは
より分かりやすくて面白い
品質の高いブログになりますので。

それでは、失礼致します。

句読点の打ち方によって
ブログの読みやすさは変わりますが
それ以外にも、読みやすくするのに
大切な要素が色々とあります。
下記リンク先の記事では
ブログを読みやすくするための
様々な要素を解説しています。
⇒読みやすいの本質は『〇〇』だ!ブログのデザイン・書き方・記事構成